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学際融合研究部門
学際融合研究部門

学際融合研究部門

近年、あらゆる分野で垣根を越えお互いの専門性を活かした共同研究が活発化しています。看護領域においても、工学、統計学、社会心理学など他領域との様々な学際融合研究が現在進められています。例えば、本学の看護研究者の多くは、看護の視点からのリサーチクエスチョンに基づき、ビッグデータを用いた情報・統計領域の専門家との共同研究に取り組んだ経験を有しています。
ビッグデータ解析結果の活用により、日本社会全体のケアの潮流をマクロに捉え、知見を政策に繋げたり、各組織の特徴を全体との比較から解明したりすることが可能となります。また、看護実践上の課題解決のために、看護と工学の研究者が、それぞれの専門性を生かして共同研究を進めることで、新しい医療機器やシステムの開発につながり看護実践の改善へと貢献しています。

このような学際的な取り組みが医療・看護・介護の現場に変革をもたらしています。ケアの中核を担う看護領域の活躍の場は、病院などの医療現場に留まらず地域社会や利用者の自宅など多様です。また病める人々のみならず、人々の心身の健康の維持・増進への寄与、病気をもちながらも本人の生活・人生を支えるためのサポートなど、あらゆる対象に看護領域は関わります。そのような多様な環境で多様な対象に適切なケアを提供し続ける、より良いケアを提供し人々のウェルビーイングやQOL(人生の質や豊かさ)を守るための進化が看護の学問には求められます。【学際融合研究部門】では、看護の学問領域に留まらない多様な分野・領域との融合、コンバージェンスによりお互いの専門性を活かし、『1+1=2』以上の相互作用による看護学の発展と社会への貢献を目指した活動に取り組んでいます。